企救心理相談室店主の日記

日記、ラジオで聞いた話、メモなどです。

ロックの未来-定番で満足?

2016年にリリースされたCDアルバムの新譜点数は邦楽が5500枚、洋楽が5400枚。前年より6~8%減っているものの、毎日30点くらいの新譜がリリースされている計算になります。
(日本レコード協会 http://www.riaj.or.jp/f/issue/industry/)

ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500(http://billboard-rock.com/)のBEST30に入ったアルバムのリリース年を調べると

50年代 3枚
60年代 14枚
70年代 10枚
80年代 2枚
90年代 1枚

新しいアルバムはほとんどありません。

ちなみに私のBEST10は

ピンクフロイド「狂気」
ピンクフロイドザ・ウォール
ロキシー・ミュージック「アヴァロン」
イーグルス「ホテルカリフォルニア」
ブルーススプリングスティーン「闇に吠える街」
ドアーズ「まぼろしの世界」
レッドツェッペリン「Ⅳ」
デヴィッドボウイ「ジギースターダスト」
ティーヴィーワンダー「キーオブライフ」
レディオヘッド「OKコンピューター」
ジョンレノン「ジョンの魂」

あたりでしょうか(11枚になってしまいましたが)。やっぱり古典になってしまいます。

音楽産業の売り上げは、ここのところ減ってきてはいるものの、昨年1年で3千億円以上ありました。
つまり消費はされるけれども名作・傑作は誕生していないという状況のようです(ローリングストーン誌の選定方法もよくわかりませんが)、

まあBESTを選ぶとしたら、長い間評価されてきた歴史がある古い物を選びがちになり、新しいものは分が悪いのは確かです。
しかしこういうBESTディスクの顔ぶれが20年前とそんなに変わってないのも事実です。
ロックもクラシックやジャズのようにスタンダードナンバーばかり演奏されるようになるのでしょうか。
私も昨年はほとんど新譜を買いませんでした。(物が増えるのが嫌だという事情もありますが。)

背景に何があるのかもう少し考えていきたいと思います。