企救心理相談室店主の日記

日記、ラジオで聞いた話、メモなどです。

聖地巡礼 長崎の旅 1

私は長崎県島原市生まれなのですが、家は普通の仏教徒であり、キリスト教は今ひとつ遠い宗教でした。

一説によれば、島原の人は島原の乱に懲りて、殊更熱心な仏教徒であることをアピールしようとするそうです。
確かにうちの実家の親戚もやたらと熱心に墓参りします。


しかし自分のルーツの中にキリシタンも入っているはずで、これと向き合わなくてはと思っていました。

そんなときに読んだのこの本です。

 
 
 

この本にある施設をすべて巡ることはできませんでしたが、行ける範囲内で訪ねてみました。

外海

この日は2/10の日曜日。丁度ランタンフェスティバルをやっていて、高速道路もだいぶ渋滞してました。
金立SAにはスターバックスがあるのですが、20分くらい並んだらしいです。
 
北九州から外海まで4時間少々かかりました。
 
お昼は割烹久栄で海鮮丼をいただきました。
 
やさしい味付けでおいしかったです。ただいくらとか、北海道の物は要らなかったかな。
 

出津地区

出津教会と旧出津救助院を訪ねました。どちらも事前連絡が必要です。
教会ではボランティアの信者さんが大変熱心に説明してくださいました。
見るだけでなく、お話を聞けてとてもよかったです。
地元の方がいかにキリシタンを大事にしてきたか伝わってきました。
 
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枯松神社

潜伏キリシタンとして250年もの間、信仰を受け継いできた、まさにその現場です。少し山の上にあります。
 
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  祈りの岩。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キリスト教の神社は日本に3カ所しかないそうです。
ここが面白いのはキリシタンキリスト教、仏教(だったかな)が共同でお祭りをしているところです。
宗教対立が戦争へと発展することも珍しくなかったなかで、融和のあり方を示しています。

黒崎教会

ここには案内の人はいらっしゃらず、中を見学しただけでした。
 
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道の駅夕陽が丘そとめ

ド・ロさまスパゲティはもちもちしておいしかったです。
そうめんはまだ食べてませんが、こちらも楽しみ。
焼酎も買いましたが、感動するほどではないです。

まとめ

地元の方と接したのは出津教会の方だけでしたが、250年も信仰を守り続け、それがローマ教会から認められたことを実に誇りに感じている思いが伝わってきました。
かなり辺鄙なところにありますが、独立心に支えられているのか、不思議な明るさを感じました。
この信仰を支えていたのが地元のバスチャンさんで、こういう人がいないと信仰は続かない、教義ではなく人の力なんだと気づかされました。